恐怖の魔人、マセマティクス
月の始めは問題が全然解けないことと、5年間の大学生活でサボりすぎたせいもあり、勉強机に向かうのが苦でしかなかった。しかし、無理矢理にでも一日中、机の前に座っていると、次第に受験の頃の条件反射が蘇り、集中できるようになってきた。
自分は私学の文学部かつ歴史学科ということもあり、数的処理がなかなか理解できないが、簡単な問題集を買ったので段々理解できるようになってきた。
二桁の足し算程度をしょっちゅう間違える自分に戦慄し、絶望した。幼き日に算数で躓いたことで宇宙飛行士の夢を諦めた私には、高度な数学などできるわけがないのだ。
休憩時間終わり。中途半端だけど終い。